秋が深まってきました
11月に入ってそろそろ炉の準備をする季節になりました。昔の習わし通りならば亥の日亥の月に囲炉裏の準備をするそうで、今年は11月4日がその日にあたるそうですが、私が先生に習った時期は「柚子の実が色づく頃」と記憶にあります。...
秋から冬へ 名残りの茶室
この時期らしい掛軸を手に入れました。ネットオークションなので信じられないほどお得でした。現物を確認しない取引だけに商品が到着して包装を開けるまでドキドキします。さすがに傷みもありますがそれもまた掛軸の味になっています。箱には万葉集の歌とありましたが、調べてみると新古今和歌集...
風炉から炉へと変わる季節
簡単に言うと、夏のお茶は風炉、冬のお茶は炉と言いますが、その端境期のお茶を中置きといいます。今まで左端に置いていた風炉を真ん中に置いて、水指は細長い細水指を左側に置いて使用します。冷暖房のなかった時代、お客様に少しでも暖をとって頂くために、釜の火を近づけるそうです。...
夏の印香
まるで美味しそうなお菓子にも見える、この小さな桐の小箱に入った物はお香です。 爽やかな夏らしい柑橘の香りで、形は千鳥と橙です。しばらくは小皿に乗せて形と香りを楽しみ、香りが弱くなったら火を灯して最後まで楽しめます。 街は初夏の装いです。そろそろ単衣の着物を用意しましょうか。
心新たに
一介の専業主婦が、長く続けていたお稽古事の茶道のたのしみを、少しでも広めることができればと思って始めた茶道教室ですが、世間知らずがゆえに色んなことがありました。 純粋な思いとは裏腹に、世間はままならないものだという事を知りました。...
カフェでの講座閉講のお知らせ
2015年の10月から始めたカフェ無花果での講座をこの度やめることになりました。 テーブル茶道、筆ペンレッスンとたくさんの方に来ていただいていたのに、このようなことになってしまって、大変申し訳なく思います。 この間多くの人に出会い、たくさんのことを学びました。...